元巫女バイトが教える!初詣や神社の小ネタと巫女バイトの実態。良い経験になるし、イメージアップにもなる。

今日は大晦日。1年の締めくくりの日ですね。

そして、明日は元日、1年の最初の日。多くの方が新年のご挨拶をしに初詣に行くと思います。

この時期は神社に人が溢れるくらい来ますが、それと同じく「いつもはこんなにいないでしょ!」てくらいの巫女さんたちがたくさんいて、年始から一生懸命働いています。
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実は私もその中の一人でした。

大学4年間お正月には神社で巫女さんのバイトをしていました。(正式にはバイトではなく奉仕者というのですが)

今日はを書いていこうと思います。




巫女のバイト

私が大学生だったのはだいぶ前の話しですが、中の良かった友人に紹介され

お正月の巫女バイトの存在を知りました。

まさか巫女さんのバイトがあるなんて・・と衝撃を受けたのを覚えています。

巫女のバイトは正式には「奉仕者」と呼ばれますが、記事内ではわかりやすいように「バイト」と記載します。

 

採用方法

もちろん神社によって採用方法は異なりますが、私がいた神社はほぼ紹介でのみの採用でした。

最近は神社の公式サイトや、境内に募集のチラシが張り出されていたりと結構オープンになっているので、

お正月の巫女さんは殆どがバイトであることを知っている方も多いかもしれませんね。

 

巫女さんと言うと、「若い未婚の女性」というイメージがあるともいます。

本職の巫女さんはそうかもしれませんが、巫女バイトはそこまでは気にされてないのかなという印象です。

どこの神社だったかは忘れましたが、「25歳以下の女性」という条件のところもありました。

といっても、巫女バイトは大体が高校生~大学生なので、当然未婚の若い女性にあてはまっていますね。

 

時給

巫女のバイトを「バイト」ではなく「奉仕者」と呼ぶように、

お給料も時給ではなく「奉仕料」という明細で頂きます。

いくらくらいもらえるかは神社によって異なりますが、私の時はかなり安かったです

でもそれ以上に、友人達と他ではできない経験も出来たし、お正月の暇な時間もなくなったので

だと思っています。

 

仕事内容

お正月の神社に行くとわかると思いますが、いくつかのテントが出ていて、

それぞれの場所で異なることをやっています。

 

  • 授与所(じゅよしょ):お守り等をお分けするところ
  • 神酒所(みきしょ):お神酒をお配りするところ
  • 直来所(なおらいどころ):ご祈祷が終った方へお茶などをお出しするところ
  • 祈祷受付:ご祈祷の受付所
  • 古神札(こしんさつ):古いお札等を納めるところ

 

などでしょうか。

大きい神社だと他にもあるかもしれませんが、大体これらはどの神社にもあるものだと思います。

それぞれの担当場所で参拝者をお迎えして、お守りをお分けしたりお神酒を出したりします。

 

巫女バイトは正式な巫女ではありませんが、

参拝者はだれが本当の巫女で誰が巫女バイトなのかはわかりませんから、

 

その為、立ち姿歩く姿勢・場所身だしなみもかなり厳しく言われました。

あとは笑顔を絶やさず、にこやかにでもちょっとおしとやかに、というのも言われていましたね。


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初詣・神社の小ネタ

ここからは巫女バイト時代に教えてもらったことや、

実際にやっていたこと等のちょっとした小ネタをご紹介します。

※全ての神社がこうであるという訳ではありませんのでご注意ください

友人達との写真。もう何年前だろう・・

 

本物の巫女とバイトの巫女の見分け方

これは神社によって違うかもしれませんが、本職の巫女とバイトの巫女の見分け方があります。

それは、結んだ後ろ髪に付けられた装飾です。

これの正式名称が不明確なのですが、長い黒髪を1本にまとめてその上に紙をまいて水引のような飾りのついた巫女さんの髪型を見たことないでしょうか?

 

巫女は長い黒髪も装束の一部と見なされる為、長い黒髪を1本で結んだ姿が正式な装束なのです。

その為本物の巫女さんは後ろで結んだ紙に装飾を付けているのです。

ですがこの後ろ髪、つけ毛であることも多いようで、皆が皆黒髪ロングという訳ではないようです。

 

巫女装束の中に着込んだものは見えてはいけない

巫女装束、つまり白衣と赤袴ですが、

白衣自体は薄いし袴は風通りが良すぎるし、冬はものすごい寒いです。

それでいてお正月時期はずっと外にいて、コートも着れないのでとにかく寒いです。

テント内はストーブがありますが、ずっとストーブにくっついてるわけにもいきませんから、

とにかくとにかく寒い!

 

なので、巫女装束の中は皆もっこもこに着込んでいます。

ですが、白衣の袖や襟元から中の服が見えてはいけない、万が一見えてもおかしくないように

必ず中に着る服は「」と決められていました。

寒いとジーンズ等を履いた上から袴を履くこともありましたが、

袴の裾からも中の服が見えてはみっともないので、必ずジーンズの裾は大きく捲って、

また、参拝者の前に出る前は大きい鏡の前で

見えてるところがないかをチェックしてから出て行っていました。

 

あとは寒さ対策として、ホッカイロをたくさん貼るとか、5本指ソックスの上から足袋を履く等

とにかく厚着をしていました。

 

あと、マスクもできませんから、手洗いうがいも念入りに行っていましたね。

 

立ち姿、歩く姿

巫女の姿である以上、だらしない姿は見せられません

立ち姿もちゃんと指導がありました。

 

手は前で重ねる。その時必ず左手が上

背筋と指はちゃんと伸ばす

 

左手が上、というのは神社に限らず接客業のマナーなのかもしれませんが、

右手が利き手(である人が大多数)なので、普段あまり使われない左手=綺麗な手を上にして

 

というような趣旨だったと記憶しています。

ネットで調べると利き手を隠すことで「敵意がない」ということを示す、という意味もあるようですね。

 

歩く時もこの手の組み方は崩さずに、前で手を合わせて歩くようにと言われていました。

これは参拝者や神様に失礼のないように、ということなんだと思いますが

たしかに巫女が両手をぶんぶん振って元気よく歩いていたら、ちょっと雰囲気崩れちゃいますよね。

勝手なイメージではあるけれど、巫女さんにはおしとやかに歩いていてほしいものです。


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販売ではなく頒布

今では普通にお守りを売っている/買うという風に言いますが、神社内で参拝者に対しては

お分けする

といった言い方をします。

というのも、神社で売っているものは簡単に言うと神様の分身のようなものなのです。

なのでなので

お分けするという言い方をするのです。

 

ちなみに金額については、わかりやすく〇〇円と書いてありますが

これを「お守り1つ〇〇円です」という言い方をしてはいけない決まりがあります。

お守りは売っているのではなくお分けしているので、

その対価として頂くお金は「初穂料」といいます。神社でよく見るとお守り一覧に初穂料〇〇円と書いてあるのがわかると思います。

 

なので、巫女として授与所でお守りをお渡しする時は

「初穂料〇〇円になります」

「〇〇円お納めください」

と言っていました。

ご高齢の方で耳が遠くてなかなか伝わらないという場合には仕方なく「〇〇円です」ということもありましたが、

基本的には上記のどちらかの言い方をしていました。

 

「ありがとうございました」は言わない

例えばお守りをお渡しした後、お神酒をお出しした後、

普通の接客業であれば「ありがとうございました」というような場面でも、

神社の場合はありがとうございましたとは言いません。

何を言うかというと、

ようこそお参りくださいました

と言います。

 

「ありがとうございます」という言葉がNGなのではなく、最後の締めの言葉が「ようこそお参りくださいました」であるということです。

正確な理由はよくわかりませんが、

あくまでも神社は神様にご挨拶をする場所だから「買ってくれたこと」に対してありがとうではなく、

「お参りに来てくれたこと」に対してのありがとうしか言わないのかな~と私は思っています。

神社や宗派によって意味は違うかもしれませんが、殆どの神社では「ようこそお参りくださいました」と言われますね。

 

初詣が空く時間

3が日はいつも混んでいますが、毎年この日のこの時間は人が途切れるな、という時間帯がありました。

それは

深夜2~4時の間

 

多くの神社は年明け1日は深夜0時に開門して参拝できるようになってると思います。

大晦日の22時くらいには巫女バイトたちは準備をしてお祓いも済ませてスタンバイ、

そして0時開門と同時に仕事スタートになります。

 

めちゃくちゃ寒い深夜によく並ぶな・・と毎年思っていましたが、

0時開門を前に、門の前にはすごい行列ができます。

ちなみに1番乗りは、地元のパリピ系の若者であることが多かったです。

 

0時開門してしばらくはその列に並んでいた人達が、わ~っと押し寄せて一気にすごいにぎやかになります。

それが数時間続き、深夜2時を過ぎると、徐々に人が少なくなっていきます。

そして3~4時はかなり人が少なくなります。微妙な時間帯ですからね、寒いし。

そして朝5時くらいになるとまた徐々に人が増え始め、7時にもなるともうまた大行列ができてきます。

 

なので、いつも初詣は並ぶし混むし嫌だな~と思う方は

ちょっと微妙な時間帯ですが、深夜2~4時の間に行くと

それほど混雑もなく初詣のお参りができると思いますよ。

 


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巫女バイトをやって良かったこと

巫女バイトをやって良かったことですが、

他ではできない良い経験ができたということはもちろんですが、

 

 

巫女さん=清楚

 

というイメージがあるからでしょうか、あと神社という神聖な場所でのバイトということで

しっかりとしていて、清楚で真面目

というイメージを植えつけることができます(自分比)

話しのネタにもなるし、

 

また、身近にはあるけれど普通の生活をしていたらあまり見る機会のない神社の裏側を知ることができるので、

そういった意味でも良い経験になると思います。

 

あとは、初詣時期の神社は本当に多くの人が参拝に来ます。

皆新年の良い気分で来るので、巫女バイトに対しても

「今年もどうぞよろしくお願いします」と言ってくれたり、私たちもすごく良い気持ちで働けるところでした。

参拝にくるおじいちゃんおばあちゃんからすれば、学生の私たちなんて孫同然ですから

本当に微笑ましい表情で「頑張ってね」「風邪ひかないようにね」なんて声もかけられたりして

 

 

あんなにたくさんの人が来るのに、怒鳴られたり不快な思いしたことは、

巫女バイトをしていて一回もなかったなあと思います(忘れただけかも)

 

おわりに

あと1日で今年が終り、新しい年がやってきます。

学生の頃は大晦日の夜には神社に行って、

友人達とわいわいしながら準備して年越しして働いてたな~と、懐かしい思い出が蘇ってきました。

 

巫女バイトは本当にいい経験になったと思うし、やってよかったと今でも思っています。

自分に娘ができたら、学生の頃に1回くらいはやることを勧めたいくらいです。

 

是非みなさんも初詣に行ったら、お参りするだけでなく

神社にどんなものがあって、どんな人がどんなところで働いていて、何て言っているか

にちょっと注目してみてください。

新しい年の始まりに、新しい発見があるかもしれませんよ。


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