必修化した小学校プログラミング教育。ねらいは?(文部科学省の資料から)

プログラミング教育

元エンジニアまめです。

2020年度より必修化されたプログラミング教育。それに伴い各企業やスクールがこぞってプログラミング教室を開催していますが、そもそも学校でのプログラミング教育はどんなねらいでどんなことをやろうとしているのか。

うちの子供は未就学児の為、また直接授業を受けることはないので、文部科学省の資料からどのようなものかを調べてみました。ここでは小学校でのプログラミング教育を取り上げて、自分なりの解釈をいれて説明しています。

※情報は文部科学省HPで公開されている資料から持ってきています。(2021年7月時点の情報)


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プログラミング教育のねらい

プログラミング教育は平成29年度告示の学習指導要領にこのように記載され、小学校で必修化されています。

言語活動や体験活動,ICT 等を活用した学習活動等を充実するよう改善するとともに,情報手段の基本的な操作の習得やプログラミング教育を新たに位置付けた。
引用:【総則編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説

 

ここで注意したいのが、(小学校の)プログラミング教育=プログラミング言語を使用してコードが書けるようにする、ということではないということです。

プログラミング教育という名前なのでプログラミングだけをやると思ってしまいますが、情報手段(パソコンなど)の操作方法や情報活用の仕方を学ぶというのも含まれています。

①情報活用能力を育む

学習指導要領やその他資料を読み進めていくと、これからの社会で必須となる「情報活用能力」を「言語能力」と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と位置付け、その為にプログラミング教育を必修化したとあります。

情報活用能力とは、学習活動において必要となる

  • 情報を得る(情報手段を適切に用いる)
  • 情報を整理、比較する
  • 得た情報をわかりやすく発信、共有する

といったことが出来る力であり、それら情報手段(パソコンなど)の操作、情報を得る/使用するにあたっての情報モラル・情報セキュリティなどに関する資質・能力を含むもの。

 

つまり簡単に言うと、パソコンやスマホ等で気になることを調べその情報を使えることが「情報活用能力」。

自分で調べて答えを探し当てることは手段が何であれ(パソコンでも本でも)とても大切で、それらを活用して問題の解決や目標達成に向かって取り組む主体的な姿勢を育むことがプログラミング教育のねらいの1つです。

この「主体的に取り組む姿勢を育む」はいつの時代も言われてきたことですが、本のように閉じた空間から、インターネットで世界と繋がってしまう手段に変わったことで、情報セキュリティ・情報モラルの育成も重要視されているのがプログラミング教育です。

②プログラミング的思考を育む

(文部科学省による)プログラミング的思考とは、

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
引用:小学校プログラミング教育の趣旨と計画的な準備の必要について
とのこと。

人対人で話す時は曖昧な言葉でも伝わりますが、プログラムは行間を読む(書かれていないことを補完して動作する)ということはできないのでを細かく明確に指示を出す必要があります。

 

例えば「角を曲がったところにある郵便局に行く」という動作。

人間であれば細かく指示をしなくても無意識の動作やその場で考えながら目的を達成することができます。ですが、プログラムでは目的を達成する(郵便局へ行く)為にはどこで何をすればいいかをこのように細かく命令します。

上記は例なので若干の曖昧さもありますが、曖昧さをなくしてスタートからゴールまでの動作を望んだ通りの形になるよう論理的に組み立てることがプログラミング的思考です。

このプログラミング的思考は言い換えれば「課題解決や目標達成に向けてどのようにすればいいかを順序だてて考えていける力」なので、プログラミング以外の学習や生活においてもとても役立ちます。

③情報社会への気づきを得る

プログラミング教育ではプログラミングがどのようなものかを学びだけでなく、そのプログラムが身近な生活・社会でどのように使われているのか、それらがあることで生活が便利になっていることを理解することも大切です。

またプログラムは人が考え人が作っていること。プログラムを作るのにも手順があること。プログラムは万能ではなく出来ること出来ないことがあること、などの気付きを得て知識として身に着けていくことは、現代の情報社会で情報を活用しながら生きていく上で必要なこととなってきます。

まとめ

全ての資料を読み込んでいるわけではないので多少の認識のずれはあるかもしれませんが、小学校のプログラミング教育のねらいについては概ねこのような感じだと思います。

プログラミングを通してプログラミング的思考を学ぶことができますが、それだけでは不十分で、大事なのは情報活用能力。情報活用能力育成の中にプログラミング的思考の育成も適切に組み込んでバランス良く身に着けていくことがプログラミング教育の中で求められているのですね。

 

これらを踏まえて、実際にどのようなプログラミング教育をしていくのが良いのか。

プログラミング教室、教材、日常の中でできることなどを、自分なりに調べて考えてまとめていきます!

【謎解き動画(小学生向け)】

参考:[文部科学省]情報教育の推進>プログラミング教育

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